2014年1月18日

HAMMOND SK1 デビュー戦

藤沢「ビーナス」で、DeepColorsのライブが行われた。


今日は、ご覧のようなクミさんが抜けた4人編成。
僕にとっては、昨日届いたハモンド・オルガンでのデビュー戦となった。

写真でも解る通り、僕が買ったハモンドはとても小さな楽器で、キーボードではなくスティール・ギターでも弾いているかのように見えるかも知れない。
僕が選んだのは、ハモンド鈴木が満を持して発表した新しいスタイルのハモンド・オルガンで、ハモンドを極限までコンパクト化した「HAMMOND SK1」という機種なのだ。

ハモンド・オルガンと言うと、ごつい木枠のオルガンのイメージがあるかも知れないが、この「小さなハモンド」も機能的には同じものなので、全く同じ音が出る。

弾いた感想は、「ハモンドの音がする」という考えてみれば当たり前のもの。

具体的にどういうことかと言うと、ROLANDのVKに比べて、パーカッションの音が耳障りではなく、ビブラート&コーラスのかかり具合が柔らかく、キー・クリック・ノイズやオーバー・トライブの感じが自然なのだ。
このあたり、さすがに「本家」だ。

鍵盤を押した時の発音の位置が深いというのも、弾きやすい点だ。
VKは鍵盤を触っただけで音が出て、その方がオルガンらしいという意見もあるのだけれど、ピアノ系のキーボードに慣れていると、その「オルガン仕様」は結構きつい。

そして、実はこのオルガン、生ピアノやエレピの音も出るのだ。
しかもオマケの感じではなく、結構まともな音が出る。
今日使ってみた感じは、生ピアノ,エレピ,クラビ・・・すべて合格点だった。

実は僕がこの楽器を選んだ理由はそれなのだ。
ハモンドの音だけが必要ならば、XK-3cあたりの木枠のごついヤツを買えば、「いかにも」な感じになるだろう。
けれど、音が同じで、重量がわずか7kgで、ピアノやエレピの代わりにもなるとしたら、最近楽器の運搬が辛くなって来た僕にとって、見た目を重視する理由はない。
この1本ですべてが済んでしまうとしたら、「ハモンドっぽくない」とか、そんなどうでもいいことは気にしてられない。

そんな訳で、「ハモンド1本で何とかなるか」という実験は大成功に終わった。
演奏した曲と、何の音を使ったかを書いて置く。

 石狩挽歌 (ハモンド)
 リンゴ追分 (クラビ)
 Stand By Me (ウーリー)
 グラスの月 (生ピアノ)
 Old Love (ウーリー & ハモンド)
 横浜ホンキィトンク・ブルース (生ピアノ)
 Just a Little Bit (ハモンド)
 Twist and Night Away (生ピアノ)

 Mustang Sally (ウーリー)
 フレンチシネマの憂鬱 (ローズ & ハモンド)
 Dark Eyed Cajun Woman (ウーリー)
 Everyday I Have The Blues (ハモンド)
 What's Going On [featuring 大石 キヨ] (ウーリー)
 Georgia On My Mind [featuring 大石 キヨ] (生ピアノ)
 Feeling Alright (クラビ & ハモンド)

始めてみたら、山家さんが用意したセット・リストと随分違った構成になり、始めて演った曲も何曲か入ったけれど、そこはこのバンドの応用力の見せ所だ。

ライブが決まってからあまり日がなかったこともあり、あまり宣伝が行き届かなかったために、土曜の夜という好条件だったにもかかわらず、お客さんの入りは今ひとつ。
店の常連さんが来てくれてたのは嬉しかった。

演奏が終わってから、「せっかくいいバンドなんだから、もっと大勢の人に聴いて貰いたいね」という話をメンバーのみんなと話し合った。

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